老化予防対策ガイド

老化予防対策ガイド♪では血管の老化現象の特徴と原因、血管の老化を防ぐための予防対策方法について入門者向きにわかりやすく解説しております。

◆血管の老化現象の特徴と原因の解説(もくじ)

◆血管の老化の特徴・動脈硬化との関係

★動脈硬化と老化の関係

 血管の老化と聞いてまず思い浮かべることはおそらく動脈硬化ではないでしょうか?

 動脈硬化とは文字通り動脈が「柔軟性」を失い硬くなってしまう病気のことです。

 理科の人体図などでは動脈は赤色・静脈は青色で表されているケースが多くありますが、実際の血液の色も近い色をしており、動脈は肺からたっぷりの酸素と赤い色素をもつ「ヘモグロビン」を受け取った赤い血液が流れている血管です。

 動脈硬化は血管の老化の代表格であることは間違いありません。

 しかし近年は、動脈硬化をもたらす要因が加齢による老化だけでなく様々な要因が関与していることがどんどんわかってきております。

◆血管の老化原因とは?

【弾性繊維の破壊について】

 血管が老化する原因はコレステロールなどが原因物質としてよくとりあげられますが実際はコレステロール以外にも多くの老化原因が関与しております。

 血管の老化の指標は、やはり血管そのものの柔軟性の低下現象がどのていど進んでいるのかがポイントです。

 悪玉コレステロールは動脈硬化の最大の原因物質であることは変わりませんが、悪玉コレステロールによる血管の老化は血管の内壁に「プラーク」と呼ばれるコレステロールや石灰などの混合物が付着することが原因です。

 またコラーゲン分子が血管内で結合し合い血管壁に付着し血管をしなやかに保つ「弾性繊維」を破壊していくことも動脈硬化の原因となります。

 加齢によって血管が老化していくケースでは、このコラーゲン分子の結合による血管内細胞の破壊が有力な原因として考えられております。

◆血管の老化を食い止める対策・改善法

 血管の老化を防止する為には、総合的に生活習慣の改善から取り組むしか方法はありません。

 これは血管の老化現象の代表である「動脈硬化」をもたらす要因にはあまりにも多くの要因が関与していると考えられている為です。

 動脈硬化をもたらす原因には、喫煙や暴飲暴食、運動不足、飲酒、肥満などの多くの原因があり、動脈硬化によって糖尿病や高血圧症、痛風症や胃潰瘍に至るまで様々な疾患を発症する可能性を持ちます。

 基本的に自分で簡単に取り組むことが可能である血管の老化対策としては、食事療法の実践や運動療法の実践、喫煙者の場合は禁煙や毎日お酒を飲む方の場合は、1日のお酒の摂取量を減らすなどの予防対策方法が検討されます。

血管の老化を防止するには?【イラスト図】

 ③の適度な運動の継続は、後述する血管壁の柔軟性を保持、改善する効果が期待されており、血管壁が硬化する動脈硬化の予防対策としては非常に重要な対策法として位置づけられるようになってきております。

 どの方法も長期的視野で継続することが重要ですが、ひとつずつ自分の出来る範囲で予防対策を実践していくことが重要です。

◆血管年齢を測定する脈波伝播速度測定(PWV)

 血管の老化がどの程度進行しているのかは自分の自覚症状等から把握することは困難です。

 しかし血管の老化状況を確認する脈波伝播速度測定によっておおよその血管年齢を測定する事は可能です。

 この脈波伝播速度(PWV)では「血管の柔軟性」を測定する検査項目のひとつで身体の動脈2箇所を測定点とし心臓からの拍動の速度を測定することで血管の柔らかさ、柔軟性を測定します。

 脈波伝播速度は血管の柔軟性を高い場合は測定する脈波が柔らかい血管壁に吸収されるため、脈波の速度が遅い数値を示します。

 対して血管が固くなってしまっている場合は、血管壁に脈波が吸収されず測定器に表示される速度が早くなります。

 この脈波の測定は主に動脈硬化度の測定検査をして検査が実施されますが、血管の老化度合いを示す血管年齢の重要な指標としても活用されております。

◆血管の老化を防止する適度な運動習慣

 肥満症などコレステロールの蓄積が顕著に見られる場合は、適度な運動療法の実施が求められますが、運動療法は血管の老化予防にも大きな影響を及ぼす可能性がある事が近年の研究で明らかにされつつあります。

 以前は一度でも動脈硬化によって硬くなってしまった血管壁は元の柔軟な状態に戻すことができないと考えられておりました。

 しかし、継続的な運動の継続を行いながら前述した脈波伝播速度を定期的に測定した結果、血管の柔軟性が上昇する事が確認されるようになってきたのです。

 尚、血管の柔軟性を高める為の運動では強い運動量は必要なく、軽いウォーキングを10分程度定期的に取り入れるだけでも一定の成果が生まれやすい事も解ってきております。